Story By マナシロカナタ(manasirokanata)
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マナシロカナタ(manasirokanata)

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最後はハッピーエンドで終わる、明るく楽しい話を書いています。 応援よろしくお願いします(ぺこり
bc
高校の入学式の日にお嬢様とぶつかって結婚することになったんだけど、急に言われても困るので一カ月お試しで付き合うことにした
Updated at Oct 28, 2021, 01:00
『ハルアキくん、大きくなったら結婚しに行くから、待っててね』 『うん、ヒナちゃんが来るのを俺、ずっと待ってるから』 『じゃあ指切りしよ?』 『うん』 『ゆーびきりげんまん♪ 嘘ついたら針千本飲ーます♪』 『指きった!』 幼い頃にかわしたその約束を、俺は高校生になった今でもずっと大事に覚えていた。 いつヒナちゃんが帰って来てもいいように、それなりに頑張って生きてきた。 そんな俺の前にある日突然、巨大財閥令嬢・鴻池陽菜(はるな)が現れ、なぜか俺と1か月間の『お試しお付き合い』をすることに――!? 「ハルアキくん♪ えっちしよ♪」 「ブホッ! ゲホッ、ゴホッ、エホ……っ。な、ななな何を言ってるんだよ急に!?」 「なにって、ハルアキくんとセック――」 「オッケー分かった、みなまで言わなくていいからな!?」 こ、こほん。 ヒナちゃんとの淡い初恋の「思い出」と、陽菜と過ごす楽しい「今」に揺れる俺は、1か月後にどんな選択をしているのだろうか――。
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